『知的再武装 60のヒント』(池上 彰、佐藤 優)の要約と読んだ感想【45歳までに読みたい】

読んで良かった本

今回は、池上彰氏と佐藤優氏の対談をまとめた『知的再武装 60のヒント』を読みました感想です。

もはやお馴染みの2人です。この2人の対談本は何冊目でしょう?

2人の圧倒的な知識量をベースに幅広いテーマから、「45歳」からの人生を考える上で、知的再武装が必要なことを説いています

オススメ度 7/10

だび
だび

この2人の対談本に外れはありません!

この本の特徴

フリージャーナリストとしてお馴染みの池上彰氏と、「知の巨人」こと佐藤優氏の対談本です。

今回のテーマは、「45歳の折り返し地点」と「60歳の壁」をいかに乗り越えるか

そのために必要な知的再武装について、両者の途方もない知識と知恵からアドバイスしてくれるものです。

章立ては次の通りです。

  1. 何を学ぶべきか
  2. いかに学ぶべきか
  3. いかに学び続けるか
  4. 今の時代をいかに学ぶか
  5. いかに対話するのか

この本をオススメしたい人

  • なんとなく将来に不安を持っている人
  • 年長者から人生後半の過ごし方を学びたい人
  • 40歳を過ぎ、なんとなく人生に行き詰まりを感じている人
  • 定年後に何をしたらいいか考えている人
  • 知識に飢えている人
  • 次に読むべき1冊を探している人

筆者について

※アマゾンの紹介ページからの抜粋です。

池上/彰
1950年長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。
73年NHKに入局。
94年から11年間にわたり「週刊こどもニュース」でニュースを解説し、人気を博する。
2005年NHKを退職後、作家、フリージャーナリストとして活躍。

佐藤/優
1960年東京都生まれ。
同志社大学大学院神学研究科修了後、外務省に入省し、在ロシア連邦日本国大使館などに勤務。
その後、本省で主任分析官として活躍。2002年背任と偽計業務妨害容疑で逮捕・起訴。
09年有罪確定(懲役2年6カ月、執行猶予4年)。
13年に執行猶予期間を満了し、刑の言い渡しが効力を失った。

本書の面白い点

「45歳」という年齢が本書でのキーワードです。

45歳になってからは、全くのゼロから新しいことを始めることは困難だと2人は話します。

よって、45歳までには新しいことをいろいろとすべきで、45歳までに自分の限界を知り、何を諦めなければいけないのか学ぶべきだと言います。

・45歳が重要な折り返し

・45歳まで手がけたことを伸ばしていくのはありでも、更地から始めるとだいたいうまくいかない。

人生後半を楽しく生き、素晴らしい人生だったと思えるように知的再武装が必要と言います。

本書は、知的再武装の方法論を60の点から述べます

メモした言葉は、

  • 民主主義というのは手続き
  • 教養とは何かと言えば、適切な場面で立ち止まること
  • お金も時間も、相手の方に多く与えて、やっと向こうは対等だなと思う
  • 順応の気構え
  • 殺人事件が1番多いのは、家庭の中

コロナウイルスで迷走している日本社会を考える上で、ヒントとなる言葉がありますし、一歩距離を置いて冷静に判断すべきであることを再確認できました。

2人の雑談から得られる知識

この2人の対談はけっこう脱線も多いのです(特に佐藤氏)。それだけ知識が幅広いと言うことでもありますが。
夫婦の対話や接し方のコツ、映画、ひげそりの話などもあります(笑)

池上彰氏が原稿を書くために、ラスベガスに毎年言っていたという話も。
何気にこういう話でも目から鱗。

ラスベガスにはカジノがあるから、五ツ星のホテルが日本のビジネスホテル並みの値段なんです。
団体ツアーで、送迎だけやってもらって、あとは自由行動。
もちろん飛行機代はエコノミークラスですけど、ホテル代込みの五泊六日とかで十万円くらいです。すごく安い。

ホテルの下の階に降りていけばカジノで、24時間いつでも食べ物と飲み物があります。(中略)全部タダです。

2人の対談本によくあることですが、さまざまな本を紹介してくれます。

個人的に気になったのは、これら。

まとめ:45歳からの人生を有意義に過ごすために読むべき本

「45歳」からの人生を考えるために、人生の途中で知的再武装が必要になります。

何が得意なのか、何を諦めるべきなのかを考え、有意義な人生を過ごすためのヒントが記載されています。

だび
だび

40代以降の男性をメインターゲットにした本だと思いますが、若いうちにこの本から学ぶべきことは多いです。(アラサーの感想)

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