全国では、自転車保険の義務化が進んでいます。
東京都でも2020年4月1日から義務化しており、全国的な流れになっています。
山形県では2020年7月1日から義務化になりますが、「自転車保険」ってどんなものなのか、いくらくらいかかるのか、罰則があるのか気になりませんか?
今回は、自転車保険義務化に伴う気がかりな点をまとめました。
山形県でも自転車保険の義務化がスタートへ(2020年7月1日〜)
自転車保険義務化の根拠は条例
山形県では2019年12月に「山形県自転車の安全で適正な利用の促進に関する条例」を制定しました。
主な内容としては、次の通り。
この条例が、2020年7月1日より施行されます。
このことによって、新しく自転車を買う人はもちろんのこと、これまで自転車を持っている人も保険に加入することが義務となります。
義務化の背景は、経済的負担軽減と被害者保護のため
自転車保険を義務化する理由は、全国的に、自転車による交通事故で加害者となって、高額賠償請求を命じられる事例が多く発生しているからです。
(平成25年7月4日神戸地裁判決) 自転車に乗った男子小学生が、歩行中の女性と衝突。女性に重傷を負わせ、意識が戻らない後遺障害となり、監督責任を問われた母親に賠償命令。 賠償額は、9,521万円 |
事故により損害賠償責任を負った場合の経済的負担軽減と被害者保護のために、自転車保険が義務化されるケースが多発しています。
子ども(未成年者)は保護者に加入義務
未成年者の場合は、保護者に加入義務があります。
自転車保険義務化で罰則はあるのか?
山形県の条例を読む限り、罰則規定は存在しません。
条文はこちら
全国的に同様のようです。
なぜ罰則規定が存在しないのでしょうか?
その理由は、保険に加入しているかどうかの確認が難しいからと言われています。
ただし、ないからといって放置することは厳禁です。
自分が加害者にならないとは限らないですし、高額賠償ケースが発生していることからの予防措置として条例策定が進んでいる背景を忘れないでください。
未加入だから即逮捕とかはないでしょうが、事故を起こして未加入であればそれが悪い印象になるのは想像できますし、不利になる可能性は十分考えられるのではないでしょうか?
自転車保険はどんなものがある?いくらかかるか
新たな費用負担が発生するのでは?と暗鬱な気分になる方が多いと思います。
しかし、意外にも自転車保険を新たに契約する必要がなかったり、料金も安いのでは月100円で契約できるものがあります。
自転車保険の役割は2種類
自転車保険といっても主な役割は2つあります。
- 対人補償
→個人賠償責任保険 - 自身の補償
→傷害保険
自転車保険義務化に対応するのが、対人補償の「個人賠償責任保険」のこと。
相手を怪我させたときに、しっかりと保険でカバーすることが今回の条例の目的でしたね。
自転車保険は加入済みの保険でカバーできる可能性
自転車保険といっても必要なのは、「個人賠償責任保険」です。
これは、いろんな保険に特約として付帯している可能性があります。
例としては、
- 自動車保険
- 火災保険
- 傷害保険
- 共済
これらに「個人賠償責任保険」が付帯している場合がありますので、まずは自身が入っている保険の内容を確認してみてください。
僕の場合は、火災保険に個人賠償責任保険が入っていたため、自転車保険は入らなくて済みそうです!
クレジットカードの付帯もあり
加入済みの保険に「個人賠償責任保険」が付帯していない場合は、クレジットカードも確認してみてください。
クレジットカードによっても、付帯できる保険があり、安く加入できます。
例としては、
- JCBカード
- イオンカード
- エポスカード
- 三井住友カード
- セゾンカード
ほとんどのカードは年会費無料で作成できますので、作成しておくのも1つの手ですね。
自転車保険に安く加入するには「LINEほけん」がオススメ
とにかく安く済ませたい方は「LINEほけん」がオススメです。
サイトはこちら
月額100円で加入できます。
ただし、注意点は次の点です。
- 補償内容は必要最低限で、賠償額は1億円までで通院・手術の補償なし
- 18歳以下は加入できない
- 支払いはクレジットカードかLINE Payのみ
楽天カード保険も良さそう
楽天会員は楽天カード保険もオススメです。サイトはこちら
楽天市場の楽天SPU(スーパーポイントアップ)の+1倍の条件が達成できるため、楽天市場で買い物をする人はお得になります。
月額270円で賠償額1億円まで、LINEほけんとは違って通院・手術補償があります。
楽天市場での買い物をする人は、LINEほけんよりもこちらを使ったほうが結果的に得になる場合があります。
まとめ:自転車保険義務化でも慌てないように
全国的に自転車保険の義務化が進んでいます。
山形県では2020年7月1日から義務化になります。
保険に加入しないことによる罰則はありませんが、多額の賠償金に苦しむことがないようにしっかりと保険の準備をしましょう。
自動車保険は他の保険の特約で十分な場合がありますので、
①まずは自身の加入している保険をよく確認し、
②クレジットカードやネットの保険を検討
このステップで確認することをオススメします。
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