今回は、永井孝尚氏が著作の『世界のエリートが学んでいるMBA必読書50冊を1冊にまとめてみた』を読みましたので、感想などをお伝えします。
この本では、ビジネス関連の必読書50本が簡潔に掲載されています。
必読書が網羅的に書いてあるため、ビジネス書の名著を読むための入り口として最適の本です。
オススメ度 8/10
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この本の特徴
筆者がこの本で重要視したことを3つ挙げています。
- 仕事でどう活かせるか
- 分かりやすさ
- 面白さ
この観点から、役に立つ本をわかりやすく、具体的事例を豊富に掲載することによって、身近な例として自分の頭で考える手助けをしてくれます。
50冊の名著が掲載されているということで、手に取りづらい感じを受ける方もいるかもしれませんが、1冊を6ページくらいでまとめています。
どの本も本来読み進めるならば困難ですが、非常に平易に紹介しているため、事前の知識がない方でもスッと頭に入ってくると思います。
章立ては次の通りです。
第1章 「戦略」
第2章 「顧客」と「イノベーション」
第3章 「起業」と「新規事業」
第4章 「マーケティング」
第5章 「リーダーシップ」
第6章 「人」
この本をオススメしたい人
この本は次のような方にオススメです。
著者の永井孝尚氏について
著者は、シリーズ60万部を売り上げている『100円のコーラを1000円で売る方法』でおなじみの永井孝尚氏。
慶應義塾大学卒業後、日本IBMでの勤務経験があります。
独立後は、マーケティング戦略コンサルタントなどとして活躍されています。
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この本を読む意義について(感想)
冒頭で述べられている次の言葉が特に印象的でした。
経営理論は「机上の空論」。現実の仕事では役立たないと思われて、体系的に学ぶ人が少ない。
(中略)現場の経験も大切だが、セオリーをキチンと理解することも同じくらい大切なのだ。
多くの日本人は自らの勉強不足を認識せず、真面目にハードワークをしている。
(中略)セオリーを無視し、現場の経験と精神論を過度に重視する今の日本企業は、「ウサギ跳びで勝てる」と考えていた1970年代の運動部と同じである。
入山章栄氏の本(感想はこちら)でもよく指摘されているように、セオリーを学ぶことの大切さに触れています。
現場での経験頼みでは限界があると感じているビジネスマンの方は多いのではないでしょうか?
改めて経営理論を学ぶことで、これまでやってきたことの理論的背景を学べたり、逆に「別の視点から見ればこんな考えもあるんだ」という気づきが得られます。
この本で「キャズム」を越える理論をより詳しく知りたくて、専門書を購入しました。
まとめ:読むだけで他人と差を付けられる1冊
この本はどんな業種・部門で働くビジネスマンにとって、何か新たな発見を得られる本です。
50冊の名著のエッセンスを短時間で読むことができるため、自分がこれまでやってきたことの理論的背景を確認できます。
逆に、不足していたことが何だったのかを知るきっかけになると思います。
この本を読むことで、あなたが次に学ぶべき1冊をきっと知ることができます。
(2020年6月9日追記)この本で紹介されていた『フリー:<無料>からお金を生みだす新戦略』を読みました。概要や読んだ感想はこちら
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